塾に行かせる?・行かせない?・どう選ぶ![]() |
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対象:小学生の保護者 |
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メンバーの一人から次のような意見が寄せられました。
![]() 今の地域は中学受験が盛んです。周りに流されるのは良くないと思いつつも、新4年生から3年カリキュラムで編成されている中学受験塾のことが気になり、「受験したい」といわれたときに遅くならないよう、3月開校の中学受験を目的とした塾に、娘を週2回通わせ始めました。 20名弱の学力別編成クラス。週2回2時間ずつ。これまでも通信教育は基礎学力の確認のためにずっと続けてきました。このままでも子どもや親のフォローによっては充分受験が可能かと思いましたが、情報量の差や、友達が皆通塾するために遊ぶ友達がいないため、時間の自由のある通信教育に魅力が薄れたこともあります。 選んだ決め手は @家で夕飯を食べられる時間に帰れること A1人で行かれる周辺環境であること B学年があがっても帰る時間や月謝にあまり変化がないこと C欠席時やつまづいた時の個別フォローがあること D中途解約の規定がしっかりと書いてあり、良心的なことの5点です。 特に@〜Bは重視しました。 子どもが子どもとして暮らす時間帯は守ってやりたい。 下の子が行きたいと言った時、1年間重なることを考慮するとBの条件は重要です。本当は教育カリキュラムなどが重要視されるべきなんでしょうけど、こればかりは始まってみなければわかりません。子どもとの相性もあるでしょう。 「親は教えないように」というのが今の塾の方針。小学生にはそれに適した解き方がある。代数などを使われる親の教え方は教室の妨げになる・・ということ。 親がするのは、宿題をしているか、と、往復の安全管理です。 駅までの送りは勤務日はできませんが、3学年(4−6)一斉スタート&終了の塾なので、電車も同じ塾の子ども達が大勢乗ってきますので比較的安心です。 駅も我が家は近いので救われています。帰りはもちろん駅まで私が迎えに出ます。 家族への影響は、今まで早かった夕食時間を塾に合わせて1時間ほど繰り下げたこと。それでも週に2−3回、毎回を弁当やファーストフードの出前で済ますという他の塾の子ども達を考えれば、@の条件を重視して選んでよかったと。我が家の塾生活は始まったばかりです。 「塾に入る」との本人の希望で決めた際、他の習い事の月謝なども書き出して取捨選択させ、心して通う約束をさせました。まだまだわかりませんが、私学に通うには経済的に心配。是非国公立に入って欲しいと願うばかりです。間もなく2年になる息子は、通信教育だけ。それで充分。習い事もあるので、遊ぶ時間がなくなりますから。 ![]() 現状としては、長女は進学塾にこの半年通っています。その前はそこの通信講座を2年近くやっていました。 なぜ、この塾を選んだか。距離、実績、相性なども見てはいますが最大の理由はずばり「お友達が多いから」。 今までのお稽古事は、効果第1で結構ストイックだったと思います。でも塾は長丁場。ある程度お友達と通う、という楽しみがないと、続かないと思ったのです。 こどもたちの小学校は、ほとんど受験します。 その理由としては、同じ新興住宅地で熱心な家庭が多いことと、加えて、近隣の公立校が物理的に遠いことから敬遠されている、ということもあります。 必然的に、塾も結構熱心に選びます。選択基準は、実績と通いやすさ、「こどもと塾」の相性が重視されます。また、一緒に通うこどもたちの相性も結構重視されます。費用はあまり話題にはなりません。(言わないだけかも) 我が家では、もともと私と夫が私学出身で私学志向が強いため、今の状況に関わらず、受験を考えたことと思います。その昔、夫(中学から私立)の世代には、ほとんど有名塾の日曜テストだけで最難関といわれる私立中学に受かっていた人もときどきいます。 今では、受験塾に通い始める時期が5年から4年へ、早まってきています。(いまではもっと低学年を通信教育で囲い込み始めているようですが)この受験に費やす時間の違いは、やはり学校のカリキュラムの変化と無縁ではないと思います。むかしは学校でももっと訓練していましたよね。読み書き計算は、勉強と言うよりは生活に必要な道具。きちんと重視してほしいと思います。 ![]() 2年生の終わりごろから通信講座を受講し(現在も継続、国語&算数)今月から近くの進学塾の個別コースで算数だけ週1回見てもらっています。 塾にいきなり週3回で息切れするよりは、通って自信がついたら回数を増やしても良いと考えたからです。受験を考えたのは、かなり前からです。 小学校から私立はさすがにコストもかかる上、地域のお友達が作れないといったことで却下しましたが、中学は自我ができていく大切な時期で、できれば価値観の合う友達を見つけて欲しいと願い、また、本人もライバルが欲しい、とのことでチャレンジしようかと思っています。 今行っている塾に決めた根拠は、・家から近い(といっても車で7分くらい。私が送迎)・大手進学塾と提携していて、定期的に公開試験が受けられる・いつも通っている教室の授業と他の稽古事がぶつかった時、稽古事の近所の教室で振替受講できる。といったことから決めました。 『受験しました』 ![]() 昨年度までうちでは縁がありませんでした。 上の子は、そんなに負担になる量でもなかったし、自分で計画を立てて勉強するという習慣をつけてほしかったので幼稚園のころから通信教育をずっとやっていました。 中学では、ほとんどのお子さんが塾へ行っているようでした。 うちは当時、体力がなくて部活をやっていたことから夜9時には疲れて寝てしまうという生活でしたので、とても塾へ行ける状態ではありませんでした。 中三の夏になって、さすがに応用力を養ったり、情報を得る必要が出てきましたので、夏期講習と冬季講習をその通信教育主催の塾で受けました。教室が通信講座と個人情報を連携していましたので、とてもよかったと思います。 こんな感じで高校受験まですごしましたが、改めて感じることは、塾へ行ったからといって成績が良くなるわけではないし、自分でやるというのも結構大変だったということです。 下の娘は、突然夏になってから中学受験を決めました。 それまでは上の子と同様に幼稚園から通信教育をしていました。 どうしていいのかわからないので、とりあえず進学塾へ相談に行くとすでに遅いと門前払い。 ふと、近所の方が通っていた個別指導の塾へ相談したところ、「やるだけやってみましょう」とのことで受験勉強がスタートしました。 時間がありませんから、とにかく受験科目は国語と算数の二科目に絞り、受験範囲を勉強しました。(これが学校で習う範囲を大幅に超えているのですが、私たちが小学生のころに習ったことです。)これが終わったのが冬休みの頃で、過去問は1月になってからギリギリ。 準備不足で大変不安な中、受験日を迎えたのでした。 結果、運良く志望校に合格いたしましたが、娘のような飛び込み受験はあまりお勧めしません。 受験勉強はやはりコツコツと5年生あたりから積み重ねて行く方がよいと思います。 『塾に行かせていません・やめました』 ![]() 塾や受験に関して感じることは、やはり地方出身の親と首都圏のみで育った親と考え方が違うのかなということ。 もう一つは、首都圏に住んでいる親と地方在住の親ではまた考え方が違うということです。 当たり前ですが、環境による違い・・しかも子供のいる環境というよりも、親自身のいる環境によると感じます。中学から私立に通わせられるのは「年収1千万以上、最近は800万程度でも」という記事等を読むとそれを実感します。 また、周囲の仲の良いママ友達が受験モードに入ればその渦に自ずと飲み込まれてしまいそうな気もします。 選択肢が多い都会では親の悩みや迷いも大きいということでしょうか。 私自身は地方の超ド田舎出身でして、塾らしきものもなく中学卒業まで全員同じ顔。 今も帰省すれば同級生にあちこちで会うし、その後の様子も又聞きします。別に高学歴じゃなくてもすごーく素敵な暮しをしている子もいます。 さて、都会に住むようになり、その後も色んな出会いがあり今にいたるわけです。そんな中で・・・社会性が乏しく有名大卒業後に自死してしまった友人や、アル中になってしまった同僚。 超有名高校→超有名大出身にも拘わらず志望大学じゃないことにずーっと卑屈で屈折してる人など、実はエリート君には経験的にイマイチ良い印象がありません。 そんなこともあり、私は子供に何を求めているか考えてみたところ、とりあえず今は、家事をいっぱい手伝ってくれて、母の失敗を馬鹿にせず、悪いことは悪いと理解できる子になってほしい。勉強についてのプライオリティは意外に低いことに気付きました。 それで勉強も出来れば最高ですが、多分遺伝子がそんな出来すぎ君にはさせません。皆さんも一度、子供に求めることを全て箇条書きにして、プライオリティをつけてみると面白いですよ。 塾に関しては、今は仕事の関係で兄妹一緒に帰れる理由のみで習い事的に行かせています。 ![]() 私の育ったところは、当時、塾は皆無でした。 普通に、公立・県立へ進んで、授業さえ、まじめに受けていれば塾や通信教育を利用しなくても、国立医学部へ進む子も少なくない状態でした。 で、そういう子って、たいてい、遊びもよくできて、クラブも積極的で、本当に、良い医者になるだろうなあーと思ったものです。 でも、高校に入って、CITYの子たちが結構いて、そういう子って、小学校や中学校でも当たり前に塾に行ってました。 県では進学校だったので、高校に入るためだけに猛勉強して合格したものの、その挙句にノイローゼになったり、授業についていけずに精神的に苦しんでいる人もいました。高校・大学合格以外の目標のない人もいました。 現在の住環境は、幼稚園から公立小学校にすすむ時点でがばっと抜け、更に、その小学校から公立中学へは半数足らずしか進まない、、、、という環境です。 Y.Tさんのおっしゃる状況に近い気がします。そして、K.Tさんのおっしゃるように、親は、ずっと公立で行かせる気でいても、気がつくと、私立に・・・・なんて話もよく聞き、考えるところが多いのです。 この問題は、幼稚園選びの時に、ずいぶんと悩みました。 というのは、公立幼稚園のない横浜市にとって、私立幼稚園はどれも極端なまでに、教育方針が様々で、必然的に、親の価値観を再認識させられることになるのです。 ![]() 高学年になると、仲良しグループも自然と同じくらいの学力レベルの子が集まるんですね。 娘は勉強が得意ではないので、今まで仲良しだった子と話が合わなくなるのに危機感を覚えたらしく、5年生の夏休みに、自分から行きたいと言い出したのです。 それを聞いて80年代の教育の価値観で育っている夫が喜び、説明会に参加しました。 私は渋っていたのですが、先生が「小学生のうちはやれば必ず伸びます」というので、「それじゃ〜伸ばしてもらおうじゃないの」という気持ちで入会。娘はまじめに塾に通い、話も聞き、きちんとノートもつくります。 でも、毎週のテストでは地をはいずるような点数。先生も、なんで身につかないのかがわからない。 3ヵ月後に、「金額は一緒でいいですから、個人指導に行きませんか」と言われ、異動して2ヶ月。それでも成績に変化なし。 夫は子どもをバカ扱いし、険悪な日々が続きました。半年後に「結果がまったくでないので、やめます」と言ったら、「そうですね」とあっさり退塾。 やれば伸びるといったではないか、消費者契約法でいう断定的判断の提供にあたるぞ。 進学塾は、「わかる子を伸ばす」塾なので、いわゆる「教えても分からない子、勉強しても身につかない子」を指導する力はないようです。 でも、娘を見ていると日々のくらしが幸せそうなのよね・・・イラストとか、ピアノとか、好きなことがいっぱいあって・・・子守や年寄りの世話とか、天才的にうまいし。いい意味で「私は価値がある」という自尊心があるから、ひがんだりねたんだりして苦しむこともないし、他人を差別もしない。適性を見極めながら様子をみていこうかなと。 マンガでクラス便りがかけて、ピアノが何でも弾ける保育士さんなんて、いいと思いません?ただ、来年、全国区で転校になる可能性があるので、習わないで終わってしまうカリキュラムがあったり、レベルが違ったりする恐れがある。 転勤族には、どこに行ってもその学年で通用する学力確保のために、塾の力は必要かな〜とも思います。塾は娘にとって、父親との関係を悪くして、点数という一面的な評価でせっかくもっていた自尊心をもゆるがすだけの結果になったようです。 ![]() 2人とも学習塾には行っていません。 通信教育を受けたこともなく、ただ、学校で授業を受けて、家では宿題をするだけの状況です。 地方なので、都会よりは塾の数も、私立受験者も少ないでしょうが、駅周辺にはたくさんの塾がありますし、通っている子もたくさんいます。 そんな中でうちの子たちが通っていないのは、子どもが行きたがらないのをいいことに、私にも、嫌がる子どもを説得するだけの信念もなく、行かせたいと思う学校もなく、まあいいか、とやらずにいただけです。 私立を受験させることも途中で何度か考えたのですが、結局、公立に進みました。なぜ途中で私立を考えたかと言うと、地元の中学の状況を聞くたびに不安になったからです。 あまりいい噂を聞かなかったので、勉強も身につかず無駄に過ごすことになり、結局は高校受験のために塾に行かなければならなくなるんじゃないかと思って。 それに、大学付属の中学にでも入れたら、それこそ、その後受験しないでのびのびすごせるのではないかと。 子どもの友人が、私立に合格したのを聞くたびに、無理にでも子どもに勉強させたらよかったんじゃないかと今でもすっきりとは割り切れない気分です。 今は、公立中学でいろんな状況の生徒たちと関わることで、たくましさや優しさを、身につけていってくれることを願っています。(もちろん私立でも養えると思うけど、公立のほうが幅広い社会だと思うので) 今度中学に入る長男は、これから通信教育を始めることにしました。 自分でやってみたいと言い出したので申し込みました。 ![]() 小6の長男は、塾には行っていません。 遊べる日が減ること、帰りが遅くなって一緒に夕食がとれなくなることなどから、あまり行かせたいとは思いませんでした。しかし、落ちこぼれこそしていないものの成績がいい方ではありません。 塾に行くかどうか聞いても「塾はいや。通信教育がいい」と言うので、二ヶ月前から始めました。お稽古事は、長男・長女とも習字と水泳をやっています。 習字は、細かいことは言わずのびのびやらせてくれているようです。 「うまく書こうと考えながら書くことがいいんです」との先生の言葉に共感を覚えました。 筆先に集中し自分と向き合う時間を週に一回でも持って欲しいと思っています。文字も機械が書いてくれるこの時代、筆で自分の字を書けることは一つの特技になるのではないかと期待しています。 ![]() 長男の塾に関してはすでに悩んでいますが、本人の希望を通して、半年通った進学塾を辞めました。 親は、「やる気があるならお金は出す」という言い方で、実際にはそれ以上に期待を膨らませてしまっていました。 通ってみると、時間のやりくりが難しく、それほどまでに好成績を望まない本人にとってはストレスだったようです。 その結論に達するまでには何度もけんかをしました。 今考えると、沢山の社会性を身につけるこの時期に、人間の価値を成績で判断する考え方を植えつけ始めていたのかと反省します。 M.Tさんがお嬢さんの長所をよく見極めているところを学びたいと思いました。 まずは生きる力ですね。 |